魚魚あわせは元々、当社が飼育管理業務に携わっていた水族館「宮津エネルギー研究所水族館(愛称:丹後魚っ知館):2023年5月閉館」のお土産として誕生しました。 当時在籍していたスタッフが、水族館のオリジナルアイテムを作ろうと企画したのが始まりでした。 オリジナルの魚のカルタを作ると決まり、商品化に向けて考慮する中で、「表裏どちらの面でも遊べるようにしては」「取り札だけではなく読み札も使って遊べるようにしたい」等のアイデアを取り入れた結果、左右の札を合わせてイラストと漢字が完成する、という魚魚あわせ特有のスタイルが誕生しました。 2003年に第1作目「魚魚あわせ京都丹後版」販売開始したところ、これまでに無かった斬新なカードゲームとして大きな反響がありました。その後、近畿地方を中心とした地方版が次々と制作され、2010年には全国の魚を集めた「日本津々浦々版」が発売されました。
札の生物イラストはカラフルな千代紙を使用した切り絵で作られています。 魚の生々しさよりも美しさを知ってもらうために、色とりどりの千代紙を用いて表現されているのが特徴です。 多様な柄の千代紙を使用しているので実際の生物の色彩とは異なりますが、 一目見てその種だと分かるよう、形や特徴は正確に表現しています。 生物名を表している漢字のなかには普段使わないような漢字もありますが、 制作の際に漢和辞典や魚名図鑑で調べて、由来が確認できたものを使用しています。 生物の説明文は開発メンバーのほとんどが魚の専門家ということで自分たちで考案しています。 また札に使われている紙にも拘っており、和紙のような手触りと手に持った際に程よい重みがある厚めの紙を選定しています。 印刷の際も鮮やかな千代紙の色彩を表現できるよう、印刷業者とやりとりを重ねて発色を調整しました。
魚魚あわせ商品に用いられている切り絵は、篠田正俊(しのだ まさとし)氏により作られたものです。 篠田氏は京都府立海洋センターにて所長として勤められていた方で、ズワイガニの保護区を設定するなど水産資源の保護に尽力されました。 退任後、弊社に顧問として在籍され、趣味で作っていた切り絵を活かす形で魚魚あわせ開発に携わっていただきました。 切り絵作品は生物以外にも日本各地の風景や文楽など多岐にわたります。2006年9月急逝、69歳。
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