当社建築部門は、これまで関西電力の事業に関わる建物全般を対象に、関西電力グループの経営に資するような最適な更新工事、維持管理業務を担ってきました。電力供給機能を支える発電所・変電所を中心に、事業継続に必要な営業所などの建物まで、幅広い用途、多数の建物を維持していくこれらの業務は、今後も必須であり続けるものです。
加えて最近では、社会全体として建物の長寿命化や脱炭素化が注目されている中、公共自治体や民間企業において、建物を総合的に管理したいとのニーズが高まっていることを実感しています。電力建物で経験と知見を積んでいる当社としては、関西電力グループ外においても、積極的にファシリティマネジメントなどに関する事業展開を図り、社会に貢献していきたい考えです。
発電所や変電所など、電力供給を支える重要建物に直接関わることができる点は、当社業務の特徴であり、魅力の1つです。また、建物の新築・更新工事から、省エネ・劣化・耐震に関する診断や改修に至る維持管理までの各プロセスで、関西電力を総合的にサポートする視点を一貫して持ち続けてきました。
このため、同業他社の建築施工会社と比べても、防災上や脱炭素管理上のメリットをお客様目線で技術提案し、実現するノウハウを数多く有しており、そのために必要となる技術開発も継続しています。このような建物のライフサイクル管理を通じて、お客さまに満足し喜んでいただき社会に貢献できていることが、社員の誇りややりがいにもつながっています。
建築部門の社員は、安全・品質・信頼を重要視する共通の想いの元、日々、建物の要求性能の維持管理や更新改善に、使命感を持って取り組んでくれています。職場もフランクな雰囲気であり、若手社員も伸び伸びと働きながら、工事現場での実際の経験を元に後身のために管理方法の改善を自ら提案するなど、前向きかつ積極的に仕事を進めてくれています。
部門長としては、一人ひとりの特性や希望を踏まえつつ、現場の施工管理業務と内勤の技術提案の両方でレベルアップできるような環境づくりを大切にしています。上司・部下間の面談にて、個々人の将来の成長イメージを定期的に共有したり、入社後すぐの段階でも、先輩社員と若手社員がペアとなって実地研修を行う体制を用意するなどして、スムーズにチームの一員になれるよう配慮しています。
社会インフラの構築・維持に仕事を通じて貢献したい方、施工管理以外にも脱炭素化など社会問題の解決・緩和の一助となる技術提案・活用に関心のある方は、ぜひ一度インターンシップなどで当社に触れていただけたらと思っています。建設業ではありますが、オンオフのメリハリがある業務遂行を推奨しており、仕事とプライベート両面の充実を図ることのできる職場です。
建築の立場から電力供給を支えるとともに、建築分野の課題解決に向けた取組みをけん引してくれるような、若者の意欲と熱意に大いに期待しています。性別問わず、前向きな開拓意欲を持つあなたのことをぜひお待ちしています。
土木部門では、関西電力が所有する152の水力発電所の運用・維持管理を中心に担ってきたとともに、土木設備の点検・補修、ならびに発電所や変電所の緑化工事、地盤調査などに携わってきました。 また、最近ではこれまでの多様な経験を活かし、自社での小水力発電所の開発・運用や、自治体のダム保全などに着手しています。
今後、脱炭素政策への関心がさらに高まっていく中、当社は小水力発電所の開発継続や、風力発電施設、水素・アンモニアを燃料とする火力発電所の新設に向けた地盤調査などに力を入れて いくとともに、ドローンを活用した施設点検技術の開発などを通じて、業務のDX化、既存設備 の延命化に取り組み、国のSDGs政策にも寄与していきたいと考えています。
通常では立ち入ることのできない原子力発電所や大規模な水力発電所にて仕事ができることは魅力の1つであると思います。特に関西電力の水力発電所は平均75歳超と高齢ですが、マイプラントという意識の元、タイムリーな点検や修繕にてその寿命を延ばし、再生可能エネルギーの柱である水力発電事業の保全に貢献しています。
また、土木設備の新設計画や建設、維持管理などでは、各段階にて様々なチャレンジを行っており、例えば点検分野では、水力発電所の鉄管内の厚さを走行しながら測定できるロボットを開発しています。開発過程では、試験の度に様々な課題が出てきましたが、問題点の抽出や繰り返しの改良を行い実用化の目途が立った際には、担当者は大きな達成感を感じていました。
建設業界全体の傾向と同様、ベテランが多く、中堅層が少ない傾向はありますが、最近は新規採用者も増えてきており、多くの20代社員が活躍してくれています。若い社員が増えたことで、仕事を教えるベテラン社員と教わる若手社員間で報告・連絡・相談が活発になり、職場にも活気が出てきています。
また、中堅社員が少ない現状を、若手社員はチャンスと捉え、ITツールの積極的な活用や、新技術に関連する業務に積極的に携わってくれています。ベテランには、最近のITツールが苦手な人もいるため、ベテランが仕事の技術を教え、若手がITによる効率化を行うなど、お互いの強みを活かした協力関係を築き、さらなる技術の高度化を図ってくれています。
AIなどのデジタル上の計算技術やITツールの進歩は非常に速く、土木部門では、これらの技術をいかに業務に活用できるかが最大のテーマとなっています。例えば、ドローンが点検での撮影以外に、山岳地帯での斜面計測や、調査器具の運搬に利用できるなど、IT技術の利活用には無限な可能性を感じていますので、ますます若い社員の柔軟なアイデアと工夫が必要になってくると考えています。
ぜひ未知のものに対する探求心や好奇心、柔軟な発想を持ち続ける姿勢で、未来の土木技術開発、サステナブルな社会づくりに向けて、一緒に活動していただけたら非常に嬉しく思います。
環境部門は、創立以来、関西電力の火力発電所を中心とした環境アセスメントや、関連する自然環境や生活環境の調査のほか、各種分析を主たる事業として展開してきました。さらに近年は、日本の海底資源開発の実現に向けた環境影響調査、東日本大震災からの復興を後押しするための環境放射能分析、住民帰還のための水道水放射能モニタリングシステムの開発など、新しい分野にも積極的に取り組み、様々なお客さまから高い信頼を獲得し続けています。
今後は、加速する脱炭素化の動きなどに合わせ、再生可能エネルギーやブルーカーボンなどの分野にも積極的に取り組み、サステナブルな社会の実現に向け、環境関連企業として「直接的に」貢献し続けていきたいと考えています。
環境部門では、国の大小様々なプロジェクトに関わっており、自然豊かな国立公園内における動植物調査や1ヶ月近く船上で生活する海底資源開発に係る環境影響調査、離島での気象計測機器の維持管理など、普段体験することのできない様々な環境下の仕事に携わることができます。
実務では、上司のサポートを受けながら、調査計画の立案から現地調査、報告書作成までの一連の流れを任されるため、横断的で多様な技術を習得することができます。また、大規模プロジェクトの場合、各分野のベテランや若手で構成される専門チームに参加することもあります。そのような業務を通じ、自らとりまとめた環境影響評価が、様々な開発の環境負荷低減や環境保全に貢献していることを実感でき、それが当社社員のやりがいにつながっています。
基本的には技術者集団であるため、業務に真剣に取り組む姿勢は強い一方、仕事を一歩離れると、若手からベテランまでが共通の趣味の話で盛り上がるなど、風通しの良い職場です。先輩社員が後輩を丁寧に指導しながら技術や知識を伝承している姿の他、近年求められているDX化に向け、若手社員が中心となってプログラミング等の勉強会を自主的に行う姿なども見受けられます。
最近は育児休暇を取得したり、フレックスを利用してお子さんの送り迎えをするなど、周囲に支えられながら子育てに奮闘する新米パパやママも増えてきました。また、長く活躍している女性社員が多いことも環境部門の特色です。長期出張を伴う現地調査から机上での解析評価など職務の幅が広く、ライフステージに合わせた働き方をしています。
変化が激しい時代の多様な環境課題に対し、豊かな創造力とチャレンジ精神を持つあなたとともに働けることを楽しみにしています。今はまだはっきりとした専門分野がなくても構いません。
新入社員の方に対しては、指導員として年齢の近い先輩社員を一人ずつ任命し(ブラザー・シスター制度)、日常の疑問の解消やコミュニケーションが気軽に相談できる環境を整備するなど、決して不安を一人で抱えさせることなく、将来の専門家に成長していただけるように全力でサポートしていきます。皆さんの環境に対する熱い想いと、当社のオンリーワン技術を活かして、地域や社会に貢献できる環境コンサルタントを目指しましょう!