食品の安全性に関する分析値には、その信頼性を示すことが行政や消費者から求められています。
その分析結果の信頼性を確保するためには、トレーサビリティを確保し、不確かさを適切に評価するバリデーション(妥当性確認)が必要であり、各試験所において自ら精度管理を行っていくことが重要です。この精度管理は、標準物質を用いて装置校正を行う等の内部精度管理と、技能試験への参加による外部精度管理に大別されます。
当社では、外部精度管理を主催し、参加試験所の成績を判定することができる技能試験提供者について、国際規格であるISO/IEC 17043(適合性評価-技能試験に対する一般要求事項)の認定を取得しました。食品分析分野では、国内初の認定取得となります(ISO/IEC 17043 JAB PTP00020)。
これは、当社が適切な技能試験を提供できる能力を有することの証しであり、当社が提供する技能試験に参加することにより、お客様は分析能力の信頼性を客観的に示すことが可能となります。
また、当社が提供する技能試験は、ISO/IEC 17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項)の認定要件となっている技能試験(外部精度管理)や、食品の輸出入規制にかかわる試験所の能力評価に関するガイドライン(CAC/GL 27-1997)に質規準として参加が求められる技能試験として選定いただけます。